誰も居ない世界樹前の第階段。
フワリと光る世界樹を彩るように、様々な色の花火がイルミネーションのごとく打ち上げられている。
花火の色に合わせて、私達の体も薄く色を変える。
私の赤い顔も、少しは隠せているだろうか。

「す、好きでした!ずっと前から!」

話がある―――と言って呼び出した相手に、私は本題を叫んだ。
今日この日じゃないとダメだから、今まで溜めていた想いを全部吐き出した。

周りに人が居なくてよかったと思う。女だし、告白ならもう少しおしとやかにするべきだって、今更ながら後悔してしまう。

「実は……僕もずっと前から――――」
「えぇ!?」

この先は肯定の返事だと思う。でも、中学3年のずっと前から自分のことを好きだなんて、そんなのロ○コンじゃないの!?
そこはもうちょっとこう………『いつの間にか大人になってたんだね』みたいな、『もう子供のころとは違うんだ』的な前置きのほうがいいと思うんだけど。

でも次の瞬間には、その前置きにも合点がいった。

「アスナさんのこと、ずっと好きでしたよ」

そこに居たのは、私の想い人なんかじゃなかった。






ネギま×HUNTER!第27話「幕間・神楽坂アスナ 前編」






途中まで………途中までよかったの。あのまま告白が成功すれば、正夢だと思って勇気が出たかもしれない。

「それをあんたは〜〜〜〜」

いつの間にかベッドに潜り込んでいた自称英国紳士に枕を押し付けた。
どうやったらここまで辿り着くのよ!(枕まで持ってきて)







学校・昼休みにて。



学祭の出し物を決めた日が他のクラスより大幅に遅れちゃったから、私達は休み返上で作業にあたっていた。
放課後も深夜までやっているのにまだ2割も終ってない。

「ねーねー!麻帆スポに『世界樹伝説はホントに効果あり?!』だって!」

だからさ〜、まき絵さ〜、そうやって作業をさ〜、止めるようなことをしないで欲しいんだけどな〜。
案の定みんな手を止めて話題に飛びつくし。

私はもう好きな人がいるから関係なしなし。

「見て見て、このハリウッド顔負けの特殊メイク」
『ひぃーーー!!!!』

普段から人形を作ってるエナちゃんが本物と見紛うゾンビの面で鳴滝姉妹を脅かしてる。
あっちも恋人持ちだから関係ないみたい。

「せっちゃんは今好きな人いーひんの?」

こっちもか。

「い、いえ私は………。強いて言えばネギ先生ぐらいですね、今は」

まぁ、刹那さんだとそんなもんかな。なんかこう……木乃香一筋みたいな感じ。

「えぇ?でも最近警備員はんと一緒におるやん」

そういえば千草さんと小太郎君の4人で一緒にいるのをよく見かけるわね。朝の通学ラッシュでなにかしてるのかな。
あと木乃香、一緒にいる=好きってのは違うと思う。

「あの方は神です」
『…………』

なんかカミングアウトした刹那さん。
笑顔のまま固まってる木乃香がなんか怖い。てゆーか、神ってなに?

「あ、いえ……崇拝的なものじゃなくて、なんというか………大きな恩があると言ったところでしょうか」
「なんや〜そうなんか〜」

あ〜よかった。変な力持ってるから洗脳されたのかと思ったわ。

「アスナはどうなん?高畑先生は誘えた?」

ぐっ、やっぱり来たか。

「去年も一昨年もダメやったんやから、もう後がないえ?」
「わかってるわよ。木乃香はどうなのよ。いつも見合いしてるんだし、誰かいないの?そう言う人」

いつもやられぱなしはつまらないから些細な反撃。

「みんな歳の離れた人ばっかやからな〜………。そういえば明日も見合いするて言うてたわ〜」

あらら、お気の毒。休みの日にわざわざ知らない人と漫談だなんて。

「せっちゃんみたいな人やったらええのにな」
「おぉおお嬢様……/////」

何故〜赤くな〜る〜♪やっぱり木乃香一筋みたい。

はぁ……私もなんとかしないとね〜。








所変わって、学園長室。

警備の仕事をそこそこで切り上げきたレンジは、学園長の使っているクッションを見てニヤニヤしていた。

「妙に上機嫌だのぉ」
「いえいえ、気にしないで下さい」

笑いが止まらないとはこのことだと、レンジは改めて思った。

「それで、俺を呼んだ理由は?また変なのがお嬢さんに憑きました?」
「修学旅行ほど切羽詰っとらんが、おおむねその通りじゃ」

難儀な娘だと同情する。親や祖父のとばっちりが子供に振り掛かるというのだから。エナが聞けば文句を垂れつつも協力しただろう。

「何をすればいいんですか?脅し?再起不能?」
「簡単なことじゃ。そんな物騒なことはせんでええよ。木乃香とデートしてくれればええ」






「ん?」
「じゃから木乃香とでぇとしてくれればええ」

今こそメテオ―――もといコネクッションの力を使うとき。

「一応話は聞きましょう」
「レンジ君は大人じゃのう」

泣くマネをしてのたまうジジィ。つまりレンジ以外にもあたったということだ。

「まずはこの写真を見とくれ」

シュッと、マホガニーのデスクから冊子のようにたたんだ厚紙を取り出し、レンジに投げた。
難なく受け取って開くと

「フォンドゥヴァオゥ!!」

パンツ一丁の瀬流彦と新田が並んで座り、笑顔でピースしている写真が入っていた。

「おぉすまんすまん。こっちじゃったわい」
「ジジィ……根に持ってやがったな」

謝罪に反して笑うジジィに冊子を投げ返す。さらにお返しとばかりにジジィが別の冊子を投げる。
今度は警戒して中を見ると、普通の青年の全体写真が収められていた。俗に言うお見合い写真だ。
経歴がとても眩しかった。

「以前木乃香と見合い設けたんじゃ。そうしたら先方がいたく気に入ってのぉ」
「十中八九青田買いだな。じゃなきゃ真性ロリだ」
「その通り。あとで調べたら道楽息子みたいでの、親のすね齧っては借金ばかりしとる馬鹿モンじゃ。経歴に嘘はなかったから油断したわい」
「ヘッ、ドージ」
「ぐぬ」

大体読めたレンジはここぞとばかり仕返す。

「もう一回見合いさせろってうるせーから、他の誰かと口裏合わせて結婚前提の見合いでもさせるつもりだったんだろ」
「こういう馬鹿者は穏便に済まさんと面倒なんじゃよ。木乃香が相手を決めれば手も出せんじゃろ?」

何かしてきても裏の人間に敵う道理は無い。
手近な男性がレンジしかいなかったというのもあるだろう。

「頼まれてくれんかね?」
「すいませんが、今回ばかりはちょっと無理ですわ」

何故じゃ?―――と近右衛門は問う。

「デートは明日でしょ?実はガンドルフィーニ先生からシフトを交代してくれって頼まれてるんですよ」
「彼から?」
「学園祭の3日間は忙しくなるから、今のうちに家族サービスするんだそうです。そう言われたら断れないでしょ」

レンジはまだ知らないが、学園祭前後は世界樹による災害が起きるため学園勤務の魔法使いは総出で仕事をすることになる。
一般人の家族を持つガンドルフィーニからすれば、祭りというイベントで家族を放っておくのは忍びない。

「う〜む、それは困ったのぉ………」

あてが外れて溜息をつく学園長。

「代わりの相手なら用意できますけど?同い年で顔も保障します。たぶんお嬢さんも気に入ると思いますよ」

そこへ来て、レンジの提案はとても魅力的だった。

「ならばお願いしよう。待ち合わせはこの時間に」
「はいはい、じゃあそういうことで」

待ち合わせやデートの打ち合わせなどを確認して、レンジは学園長室を出て行った。
時間はもう夕方。さっさと連絡をしなければ。

支給品ではなく、自分持ちの携帯から電話を掛ける。
数回のコール音のあと、繋がった。

『丁度よかった、こっちから連絡するつもりだったんです』
「そうか。じゃあ別荘で落ち合おう。喜べ雉、『Project TS』発動だ」
『!?。…………わかりました、神』

マナーモード中の電話は静かに切られた。










「実はアスナとデートして欲しいんよ」
「だーらっしゃ!!!」

な、なんでそんなに怒ってるの?!私とデートするのがそんなにイヤ!?

「あのね、俺ね、明日ね、仕事が入っててね、そんな暇ないの」
「私が代わってあげてもい・い・け・ど?」

嵩田さんの横からエナちゃんが割り込んできた。あれ?なんでデートさせようとしてんの?

「テメェ……なにが目的だ」
「古い日本人形ってさ、エヴァちゃん持ってないのよね〜」

それを聞いて私は木乃香の方を見た。視線に気付いたらグッと小さく親指を立てた。
買収したわねこの子。なんて手際のいい………。

でもエナさん……人形と彼氏を天秤にかけるのってどうかと思う。

「だいたい、どういう流れでその娘とデートすることになったんだよ。そこをまず説明しろや」



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愛した人へ想いを伝える術を知らない少女はただ迷う。
出口がわからないなら留まるのも悪くない。
そんな事を考える彼女のために友人は助言士の言葉を聞く。
百戦錬磨こそ唯一の道だと。
今、何も知らない少女が立ち上がった。
掴む栄光は、あまりにも遠い。

ネギま×HUNTER第27話「削れぬ愛」

念はお前を裏切らない。だから、お前も念を裏切るな。
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「こういうわけなんよ」

なんで次回予告風なのかしら。

「ま〜たテメェの入れ知恵かオコジョ」
「いや〜〜出る出る、中身が出る!」

いつも思うんだけど、このエロガモってどんな構造なんだろう。何度か嵩田さんみたいに絞ったりしてるけど、次の瞬間には普通に喋ってるし。

「いいじゃありやせんか!困ってる子供を助けるのは大人の役目でやんしょ!?」
「ぐぬ」

至極、もっともなこと言われてカモが解放された。
そのまま安全圏の木乃香のところに。ちゃっかりしてるわホント。

「ついでと言っちゃなんだが、旦那にゃこれを飲んでもらいてぇんでさ(ホントならアニキに使う予定だったんだが、こうなっちゃ諦めるしかねぇな)」

そう言ってどこからか赤と青のちょっと毒々しい色をした丸いものが入った瓶を取り出した。

「赤いあめ玉・青いあめ玉・年齢詐称薬〜♪」

なんかメ○モちゃんみたいな薬をドラ○もんみたいな勢いで出した。
聞くからに怪しい飴を嵩田さんに一つ差し出す。

「その赤いのを飲みゃあ外見だけ少し歳取りやす。アスナ姐さん好みの年齢になるってわけでさぁ」
「よし、ネギ食べてみろ」

鬼だわこの人。受け取った飴を躊躇なくネギの口に放り込んじゃった。
多分私でも同じ事したと思うけど。だってエロガモの用意した魔法薬って言われて素直に信用できるわけないもん。

飴が口に入った瞬間、ネギがボスっと煙に包まれて、晴れたら夢の中に出てきた優男になってた。
顔は悪くないよ、うん。でも私の好みじゃない。
むしろ夢の中で邪魔されたからちょっと殺意が……………。

「わぁ、ネギ君かっこえぇわぁ」
「そ、そうですか?」

誉められてまんざらでもないようね。

「変身時間はおよそ半日、言うまでもありやせんが後遺症はありやせんぜ」
「だそうだ、よかったなネギ」

今度はあまり嬉しくなさそうな顔になった。顔立ちがはっきりしてる分表情が顕著に出てくるわね。

「おもろそう。うちも食べてえぇ?」
「私も一つ頂くわ」

遊び半分で木乃香とエナさんがそれぞれ赤と青の飴と食べた。
ネギと同じように煙が出て、晴れたら子供になった木乃香と、外人特有のグラマーな姿になったエナさんが現れた。

2人とも体が変わったから服が脱げかけてる。エナさんはどっちかっていうと弾けかけてる。

「すっごい。弾力とか重さまで本物みたい」

エナさんが自分の胸を珍しそうに揉みしだ――――って、やめて!女の私から見ても目の毒なのに、男のネギと嵩田さんはどうなるの!?

案の定顔を赤くして顔をそらしてた。カモはデカメロン伝説がどうとか言ってるけどね。

「どうよレンジ、綺麗?正直に言ったら好きな所マッサージさせてあげるけど?」
「ブ〜ス」
「んだとコラ!!」
「正直に言ったのに!」

それはジョークだとしてもあんまりだと思う。あとエナさん、ドス効かせるのはやめて。ネギが怯えてる。

「こらおもろいわ、うちこういうの好きや」

言うが早いか、今度は赤い飴を食べた木乃香。今度は下着姿で大人の姿になった。エナさんに負けず劣らずグラマーだわ。

「見て見てアスナ、セクシーダイナマイツ」
「いちいちポーズとらなくてもいいから」

目のやり場に困る人が少なくとも2人はいるからね。

「こんな感じで、明日赤い飴を食べて姐さんとデートしてくだせぇ」
「ここまでされてやらないなんて言うのはナシよ」

エナさんとカモがたたみかけてきた。なにかしら、この2人から同じ臭いを感じる。

「わかったわかった、やってやるよ。その代わりその娘がいいって言うんならな」

嵩田さんが了承したと思ったら、矛先がこっちに向いた。
た、たしかに私はまだ良いって言ってないけど………。それに高畑先生以外の人とデートなんて。

「木乃香!」
「はいな」

私がうじうじしていると、エナさんが木乃香からなにかを受け取った。
それは流れるように華麗な動きで嵩田さんの口の中に。

次の瞬間、煙が吹き出て『渋い』オジサマが現れた。

「即OK!!」

あ、しまった!つい渋かったから。そこ、イェイとハイタッチしない!

「だから俺を選んだのか。終いには泣くぞ」
「すいません、すいません。ホントすいません!」

謝りつつも、ちょっぴり楽しみにしてるのは私のヒソカな乙女心。











明日の打ち合わせをしたアスナ達は別荘内で一時解散し、各々の時間を過ごすことになった。
ネギは背を高くしたまま修行に入ったので、エヴァにナギと勘違いされたり、なぜか茶々丸にガン見されたり、ちょっと変わった一日を過ごしたと言う。

明日の主役であるアスナは大河内アキラと温泉に入ってスラムィと戯れたり。そして、

「近衛、話があるからこっちゃ来い」

楽しい時間を過ごす彼等とは別の場所で、これまた楽しそうなことが起きようとしていた。

「見合いのことは聞いてるか?」
「うん、昨日おじいちゃんから。フリでかまわんからデートしてくれて言われてん」

だったら話は早い―――。余計な手間が省けるのを喜ぶレンジ。

「ここに来る前にジジィから呼ばれたんだ。その相手をやってくれってな」
「あや〜。じゃあ明日せんでええの?」

正直やりたくない―――。そんな雰囲気がヒシヒシとにじみ出ている。

「ところがどっこい、代わりの相手を用意したから」
「えぇ〜〜……」

心底残念そうだ。どうせアスナのデートを覗き見るつもりだったのだろう。

「そんな顔すんな、多分気に入ると思うから。お〜い、入って来〜い」

パンパンと手を叩くと、

(ほら、行くわよ)
(あ、あの!いざとなるとなんというか、その!)
(ええい往生際の悪い!)
(あ、ダメ!そこを引っ張らないで!)

なぜか揉めた。
ズリズリと引きずる音が徐々に大きくなり、建物の影から黒髪の少年が変身したままのエナと共に現れた。
更に往生際が悪いのか、少年は始終俯いている。前髪で顔が隠れているのでよくわからないが、耳まで赤くなっているところを見ると、相当恥ずかしいらしい。

「俺の代理を務める刹那・♂・桜咲君だ」
「♂はやめてください!せめて♂はやめてください!!」

ガァ―――と、刹那(♂)が吼える。
彼が顔があげた瞬間を見計らって、レンジは木乃香をズイっと向かい合わせるように押し出した。

「…………」
「////////」
「せっちゃん?」
「………うん////」

今更言うまでも無いが、少年は桜咲刹那その人だった。

「どして男の子?」
「その……年齢詐称薬と同じようなもので、性別を換える薬で………その」



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No.033  ホルモンクッキー
入手難度 : S   カード化限度枚数 : 13
このクッキーを食べると24時間の制限付きで性別が変わる。
1箱20枚入り。10箱セット。
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「……………ど、どうやろかこのちゃん」

男とも女とも見れる顔立ちの少年が、顔を赤らめモジモジしながら上目遣

「はあぁ〜〜〜〜〜〜ん!!」
「ひぃえ!」

描写を全て書き終える前に木乃香が悶絶した。

「えぇわ〜、せっちゃんえぇわ〜」
「あわわわわ」

体中で堪能するように刹那(♂)に抱きついて擦りまくる。おかげで彼は中腰さ。

「明日はこいつとデートしてもらうけど、いいか?」
「せっちゃん(♂)やないとヤ〜」

どうやら気に入ったようだ。
とろけそうな勢いで顔がにやけている。

「それじゃあ餞別にこのカメラを貸そう」

エナが持ってきたカメラを受け取り、木乃香に渡す。

「それで桜咲(♂)を撮ってみ」

はいチーズ――――と、言われた通り撮影してみる。
すると、カメラから出てきたのは写真ではなく、1/6サイズの被写体だった。

「ここここここれはーー!」

出てきたものを手にとってみると、立体でしかも質感までそっくり。髪や服など触り比べても優劣をつけられない。
早い話が、本物そっくりのフィギュアと言ったところか。


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No.097  3Dカメラ
入手難度 : A   カード化限度枚数 : 20
撮影したものを立体のまま現像できるカメラ。
サイズも調節可能で、質感もそのまま再現できる。
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「フィルムはポラ用の紙と普通のネガが使えるから、人が大勢いるところで使うときはフィルムの方に溜めて後で現像してくれ」
「おぉぉ、おぉぉぉおぉぉ………」

まるで神聖なものを扱うように、両手でカメラとフィギュアを掲げる。

「神や〜、ここに神が降臨されたんや〜」

木乃香入信。
南無南無と手をあわせる木乃香に見えぬよう、刹那(♂)はレンジに顔を向けた。

その顔は正しく『計画通り』だったという。

Project T(Trans)S(Sexual)。それは人を修羅の道へ誘う言葉だった。











あの顔の刹那は想像できませんよ。
次回は後編でもう着手してるんですが、ネタが全然出ないのでかなり時間がかかりそうです。